営業・マーケティングとはモノ作りのようなもの
私の兄は靴職人、父は建築屋、祖父は大工、曾祖父も大工、といった感じで、私の家系はモノ作り系なようなので、私自身も大学が機械学科ということもありモノ作り系だったのですが、社会人になるときに営業職を行うことを決心し、現在に至っております。
大学の最終学年のときには卒業研究を行いましたが、どうしても研究室に籠ってパソコンとにらめっこをして、夜遅くまで研究をしたりモノを作ったりするということが、私にはその先はどうしてもやりたくなく、むしろ部屋の外に出て営業活動をして人に会っているほうが、自分には向いているだろうと思ったためです。
以来、現在まで営業活動を行ってまいりましたものの、この営業ということ自体はモノを作っているわけではないため、日々なんとなく不安になるとうな時がありました。いくら頑張っても、自分が行った仕事は後世には残らないと思ったのです。
その一方で私は昨年から独立し、産業機械系のモノを売る営業・マーケティングを行ってまいりましたが、この活動プロセスは、実はモノ作りと同じようなプロセスであるということを、今更ながらに判ってまいりました。
つまりはモノ作りの場合は、どのようなモノを作るかを考え、設計や計画を立て、プロトタイプ(試作品)を作り、うまくいっていない部分は訂正を行い、また試作品を作って、改良をして、その繰り返しで、最終的な形になるのかと思います。
一方営業活動自体もほぼ同じようなプロセスで、どれくらい売りたいかを考え、その戦略と計画を立て、テストマーケティングを行い、そこから売れたお客様からその製品や売り方に関する意見を聞き、その情報もとに営業活動を行い、最終的にはある一定量の数が売れてくるという感じです。
そう考えれば私が行っている仕事は、結局はモノ(靴・建物)がサービス(営業活動)に代わっただけであり、どちらもクリエイティビティが必要な仕事であるということを考えれば、兄や父、祖父が行う仕事と比べても同じような仕事なんだなあと思っております。そしてもし何かを後世に残したいのであれば、自分達の会社が末永く永続するように努力をすれば良いという事なのかなあと思っております。