為替の変動に踊らされて思ったこと
最近ユーロやドルと円の為替が突然強烈な円高になってしまいましたが、弊社がヨーロッパの企業と取引しており、支払いはユーロでもらっているため、この1ヶ月でまだ円に替えていない会社のユーロでの現金価値が3分の2となり、大変なことになってしまいました。
昨年は1ユーロ170円辺りだったのですが、ジワジワと円高になってきたものの今年は160円あたりで落ち着いていたのですが、先月になり急に150円までになり、いつか回復するだろうと思っていたら、なんと昨日は117円になってしまいました・・・現時点では125円辺りなようですが、どちらにしても極めてまずい状況です。
今後は当面170円あたりになるとは思えず、アナリストの意見では良くても130円辺りだろうとのことで、これは私の判断ミスで、確実に会社に多大な損失を与えてしまいました。
とは言うもののここで私が思ったのは、これも前の会社の上司に言われた有難くかつ厳しい言葉です。それは何かというと、「もし売上が自分のせいで減ってしまったなのなら、その分の売上を自分で稼げばよい」ということです。
これは私が前職で産業部品の営業担当者として働いていた時に、とあるプロジェクト向けに製品を継続的に販売していたのですが、その製品はアメリカからの輸入品であっため国内のメーカーの価格が安い製品に転注されそうになっていました。
そうなると安定した収入となっていた年間数千万円から億単位の売上がゼロになってしまうことになるのですが、そこで私の上司は「値下げして薄利になってまで受注を維持するなら、それは諦めて、新しい案件を取ってきてください」とアッサリ言うのです。
もちろん数千万円から億単位の案件はそう簡単に受注できるものではないのですが、そこで学んだのは自分の責任で売上が減ってしまったのなら、その分の売上を取ってこなければならないという、極めてドライかつシビアな考えです。(ちなみにその案件は、結局は守り切ることができました。)
そこで現在の状況を改めて認識して、もしこの場にその上司がいるとしたら、アッサリと次のように言われるかと思います。「高山さん、為替で損失を出しても構いませんよ。でも、その分の利益をちゃんと取ってきてください。」
もし本当にそう言われたらある意味プレッシャーではありますが、元来攻め型の私はそう言われると逆にやる気が出てしまう人間なのです。ですので、この損失分をはるかに上回る利益を取り返すべく、張り切っていこうと思います。
加えて、この有難い言葉は4年以上前に言われた言葉なのですが、こういう危機的状況にふと思い出すというのは、なんだか不思議ですねえ。